蛙のすみか

ここに居るのは蛙だけ。 読書/日記等。

13 septembre 2016

「働く女子の運命」 濱口 桂一郎

働く女子の運命 ((文春新書))
濱口 桂一郎
文藝春秋
2015-12-18


 この本は日本の女性の明治以降の労働史をていねいに紹介している。「女子」は結婚したり子供を産むので、長く雇ったところで荷物になるだけ。だから企業社会は若くて社会勉強をさせてあげられる軽い労働をするための女子しかいらない。それ以上の仕事をしたいという女子には分厚い壁だ。というようなことが書かれていた。
 
  結婚したり子供産んだりしてると働けない。働いて生活費を稼ぐことができないということは自分以外が稼いだ生活費で食べて服着て屋根で雨風をしのぐことしかできない。私は何よりそれが自分としては嫌なんだ。シンプルに生活を自分の手で全うしたければ妊娠はできない。もう年齢的に妊娠はお役御免になりそうなことは少し安心だ。私は蜂社会だったら働き蜂だ。巣の壁ををひたすら塗り上げる。そんなに重要な仕事なんて望まない。会社でしたいことなんてそんなにないんだ。だがそういう生き方ができるのも先達たちの努力のたまものなのかな。たぶん50年前だったら日陰の座敷牢だろうし。おてんとうさまの下の道に寄れば時々あったかいし感謝しよう。
 
 出世、結婚、出産、すべてかなえられなかったはずの私が、その失意がいまいち実感できないが、それはべつのことで私が恵まれていて盲目なのだろうから、実感できないなりに意識して目を向けてみたい。
 (なんだか傲慢か。果実を享受する人間の。
 若くはないが軽いお仕事で生活させて頂ければ文句はない、期限付きの仕事が多かったから、生活困難な時期も長かった。無期雇用だけど手取り15万で都内7万8千円の部屋に住み2年半仕事する、とかどうやってやっていってたんだ私は、とよく思い出せない。20代後半は僻地の実家で月手取り15万、ボーナス年間50万を5年やってた。仕事って色々よね。地域によるところが大きいが探せばいろんなのがある。いいの見つからなくても当面しのぐことができる程度にはある。のど元過ぎれば熱さ忘れる、今は有期雇用で手取り25万ですが、この先収入下がるとどうなるか?住まいは変えたくないな。書いてても気分が鈍磨してる。心配してもしょうがないという境地なのかもしれないが、もうみんなそんなに悩まなくても良くなればいいのにね。このレビューはいつも以上に混乱しているな。
 そういや私は30過ぎたとたん独身だと毒もち母親のリカちゃんハウスごっこの台本(20代で結婚し孫を産む役柄である)に合わないとして非難されて、で東京に出てきたとこもあるから、働く女子の運命は家庭内にもある。独身でボーナス貰ってる存在は母親が許さないのである。むしろ、単身で飛び出すことにより自由になった。子供はあまり生まれない世の中。人口が減る、若い人材は数が少なくなり、経験を積むチャンスもなかなかない中、私の世代以上の人材が搾取の使い捨てではあれ中心になっている。私はそれで現在は何とかなるが、個人を離れて全体を見れば危ういがだれがどうしたらよいのか?って感じだ。トランプ、ディテルテのような即物的乱暴さしかない?日本では実はそれが小泉竹中だったのかもしれず...。あのくらいの激しさをもつ人、いるかな。まだ若手の小泉ジュニアを看板に?またはヒラリーのように安部夫人が後年おみこしに使えるかな?その使い手はどこかにいないかな?とか想像。きりがない)
 
 (2019/1/29に追記)

追加☆
雇用身分社会 (岩波新書)
森岡 孝二
岩波書店
2015-10-21


 併せてこれも強くお奨め。




kaerunosumika at 09:51│Comments(0) 読書 

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